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ピカソと太郎さん

ピカソと


青春ピカソ』 岡本太郎 (新潮文庫) を 再読しました。

太郎さんは、子供の頃絵を 「描く」 のは好きだったのに
「観る」 のは 嫌いだったそうです。
展覧会に連れて行かれることぐらい辛いとはなかった、
無数の出品画を見て回り、胸を悪くしたり頭痛を覚えたりした、ほど。
だから、絵画作品の前で感激を受けることも滅多になかったし
絵の前で泣ける、なんてことはあり得ないことだ、と思っていたそうです。

そんな太郎さん、中学卒業後は上野の美術学校に入学しましたが
半年後に学校をやめて、両親に連れられて、フランスへ旅発ちます。

それからなのです、
太郎さんが 変わるのは。
ピカソ を発見 するのです。

「人々はどんな動機で芸術作品の前で泣くかは知らない。
私は生まれてから今日までたった二回、絵の前で泣けた。
泣けるということについて私なりに考えてみたく思う。」

太郎さんはピカソを発見し、ピカソへ挑戦し、ピカソ芸術の本質に迫ります。

「芸術は自然科学と異なり、
連続的な発展をたどるよりも断絶によって創造的に飛躍する。
この発展形式は非連続なのである。神は斃(たお)されなければならない。
ピカソの権威が新しい芸術家によって打倒されることは芸術史の要請である。
全世界において、未だそれがなし遂げられていないということ、
そこにこそ現代芸術の不幸な停滞があり、最大の危機があるのだ。」

「重ねて言うように、これは一大至難事である。」


この本は、太郎さんのピカソへの心からの賛嘆の書です。
散文詩といってもいいくらいですが、太郎さんの情熱あふれる芸術論、
世界観、理論がびっしりと綴られています。
が、最終章「ピカソとの対話」は、会話文も多いせいか、何か違う空気を感じます。
ピカソのアトリエで、およそ三時間に及ぶピカソと太郎さんの会話。
太郎さんの緊張感と嬉しさが伝わってくるようです。
そこには、開放された窓から空気いっぱい吸い込むような爽快感さえあります。

ピカソに興味がある方、ない方にも、太郎さんが好きな方、好きでない方でも、
芸術に触れることのある すべての方々におススメの1冊です。

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  1. 2008/03/20(木) 21:40:19|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:6
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コメント

ぜひ、チェックします♪
でも、今度、akiyasu_sukiyasuオススメリストを
手帳に作らなきゃ。。。。。。
なんだか、akiyasu_sukiyasuのセンスって、
私の何かにビビっと来るんですよね。
今度、今度って思っているウチに、忘れてしまう。。。
ありすぎて。。。。。^^。
  1. 2008/03/20(木) 23:01:06 |
  2. URL |
  3. Roco #8iCOsRG2
  4. [ 編集]

ビビっと

Rocoさん
こんばんわ。私も手帳整理しなくちゃなぁ。。。書きなぐっているメモを纏めなくては。
Rocoさんの何かにビビッとくるなんて、光栄です~うれしいです。
先日のRocoさんの「Char meets…」の記事には、実はたいへんビビっときていました(笑)charは私の永遠のいとしの君v-344でございます。エターナルサンシャイン。ライブの時は瞳も心も潤んでます。

岡本太郎さん、話しているときの様子と文字での印象とでは、別人みたいな感じもします~。
  1. 2008/03/20(木) 23:14:04 |
  2. URL |
  3. akiyasu_sukiyasu #TJwWj8Lg
  4. [ 編集]

ぐふふ。
僕も読んだことありますよ。
よくは覚えてないけれど彼の感覚を分かろうと考えながら読んだ気がします。
また読みたくなりました!
  1. 2008/03/21(金) 02:03:59 |
  2. URL |
  3. ウナム #A8BJpryA
  4. [ 編集]

爆発だ

ウナムさん
おはようございます。おお、ウナムさんもすでにお読みでしたのね。
前半は、岡本太郎さんの「芸術は爆発だ」の詳細が読み取れるような勢いがあります。そして中盤、ピカソの作品について語られ、ぐおおーっと言いたいこと言って、ふぅっと一息ついた後辿り着いたのが最終章「ピカソとの対話」。読みながら実にアップダウンさせられます~。何度読んでもそこにある「熱さ」は色褪せませんね~ウナムさんも是非またお読みください♪
  1. 2008/03/23(日) 08:59:54 |
  2. URL |
  3. akiyasu_sukiyasu #TJwWj8Lg
  4. [ 編集]

数年前、妹とタロウさんの自宅に行ってきました^^
爆発してましたよーーー
妹が言うには、タロウさんの義理の妹さんの本も面白いらしいです。
タロウさんの作品を見て「凄い」と思いました。
それは「綺麗」とか「素敵」とはちょっと違った感覚。
今思えば、ピカソを見たら同じ思いをしそーだなって^^
  1. 2008/03/24(月) 06:31:57 |
  2. URL |
  3. いち #-
  4. [ 編集]

私の犬もタロウさん

いちさん
タロウさんのご自宅に!おお、私も行きたいです。爆発してましたか~やっぱり(笑)いちさんの妹さんは岡本敏子さんのどの本を読まれたのかなぁ。私はよしもとばななさんとの対談『恋愛について、話しました』が好きです。黄緑色×ピンク色の本の装丁もなんかビビッドで好きなんですよね。太郎さんと敏子さんの『愛する言葉』もいいかな。

そうそう、「綺麗」や「凄い」という感覚から超越してますよね。
ピカソの作品を観るときに、その絵の中にピカソを探してしまう(例えば雄牛)ように、太郎さん作品に太郎さんや敏子さんを探してしまいます。
  1. 2008/03/25(火) 20:40:50 |
  2. URL |
  3. akiyasu_sukiyasu #TJwWj8Lg
  4. [ 編集]

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