
冬の青空は気持ちがよいです。
澄み切った空気の中にしゅわしゅわとムース上の白い泡。
京都・平安神宮の黄金の角が青色に映えてました。

いぶき。
い「び」き ではありません。
「息」の雅語的表現、いぶき。
それは、春が訪れた知らせ。春がもうすぐ来るというきざし。
こういう青を見ると、東松照明氏の写真、ブルーシートの青を思い出します。

ほのぼの。
雪の中なのに、あったかい。

バス待ちの間、日差しがぽかぽか。影を撮りました。
縦位置のいつものカメラの構え方は、右手が下 なのですが、
今回の旅では、気分を変えて、右手が上 の「シェー」の構え方で撮ってました。
髪型もちょうどイヤミとかぶっているざんすー。
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- 2011/02/26(土) 00:06:21|
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無意識ですが、「橋」の写真が多かったりします。
おなじみ 角島大橋。夢の島への架け橋。

次なるは、昨夏初めての「鉄子」体験。SL追っかけ撮影隊では、鉄橋ぱちぱち。
てっきょうだ、てっきょうだっ、たのし~な
きしゃきしゃしゅぽしゅぽ の唄の意味を体感しました。(↓SL出待ち状態)

し、しかし、
これらの橋より勝らん想い、ありをりはべりいまそがり(?)
今まさに、我が心の中で燃ゆる想いは、京都嵐山へ注がれん!
その名も 「
渡月橋」!
渡る月の橋、なんて美しい名前なのだろう。
亀山上皇(ウナムーチョツアー 福岡・東公園のてっぺんにおはします像、あの方!)が
橋の上空を移動していく月を眺めて「くまなき月の渡るに似る」
そんな感想を述べたことから「
渡月橋」と名付けられたそうです。

雪がいろんなものを覆ったせいなのか、
一昔前の時代にタイムトラベルしたような気持ちになりました。
永谷園のお茶漬けの付録(←浮世絵です)カードを、どこかから取り出してきたような。

このおそば屋さん、次回は訪れたいと思います。
- 2011/02/21(月) 23:29:06|
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森見登美彦氏のはてしなく拡がる妄想が綴られた
『美女と竹林』を読んでます。
「これからは竹林の時代であるな!」閃いた登美彦氏は、京都の西、桂へと向かった。
目指すは竹林成金!MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)のカリスマ経営者…
「二十一世紀は竹林の時代じゃき」
「諸君、竹林の夜明けぜよ」
今回嵐山へ訪れたのは、竹林に足を踏み入れたいと願ったのも、その理由のひとつ。

嵐山
天龍寺 にて。
青竹ならぬ、青カエル。
頭の雪は、何らかの修行か。頭を冷やして思案中か。
「KAGUYAというプロジェクト」
「MBCは宇宙エレベーターの実用化に着手することを決めました」
「我々は竹によって月を緑の星に変える」
「私は『竹取物語』の発想に魅せられてきました。
竹が地上と月を結ぶという発想は、我々の事業を先取りするものであったのです」

美しき女性がひとり、庭園の前で佇んでました。
百花苑 の奥には雪化粧の竹林。

雪の上に影。
擬似青竹がここに出現。
「風が吹くたび、登美彦氏は自然に生きる竹の強さと孤独を、味わい続けた」
- 2011/02/19(土) 01:50:26|
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嵐山の
清涼寺(嵯峨釈迦堂) に赴くと
静まり返った雪景色の中、お経を唱える声が響いていました。
雪を踏むきしきしとした足音、さらさらと舞い降りる雪の音も
耳に心地よいものでした。

ひとつひとつお堂にお供えされた、雪の中の鏡餅。

室内の鏡餅とは、また違った美しさでしたよ。

清涼寺の本堂の裏の扉を開いたとたん、思わず「うわぁ」と声を上げてしまいました。
目に映ったのは、渡り廊下の向こうに飾られた小さな鏡餅の姿。
その存在に、なにか愛しさまでも感じてしまいましたよ。
- 2011/02/16(水) 23:58:51|
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大晦日。しんしんと雪降る夜。
宿の玄関の鏡餅を撮りに、階段を降りました。
ファインダー越しに鏡餅を見つめていると、なんだか不思議な浮遊感。
ほんもの と ガラス窓に映ったにせもの
迫ってくるのは、ほんもの の方ではないような気がして。
なぜ?

ガラス窓に映った鏡餅の方が、どうも魅力的でして。
闇に浮かんでいるから?
実物を見ることと、鏡やガラスに映ったものを見ること。
実際どっちを頼りにしているか、と改めて考えてみると、自分の顔や姿なんて、鏡やガラスに「映った」もの、写真や映像に「写った」ものしか知らないものでして。「ほんもの」の自分の全身を見たことって、そういえば、ない、ない!他人のことだとよくわかるのに、自分のことだとよくわからない、ってのは、このせいなの?なんて、真剣にハッとしたりして。
当たり前のこと過ぎて、ばかばかしいのですが、自動車生活においても鏡は欠かせない。でも、見ているのは「映った」もの、ほんものではな~い。ほんもの を見る前のプレビューを、この生活の中でいかに頼りにしていることか。
鏡餅って言葉からして、なんだか。
そもそも、どうして鏡やガラスには「映る」っていう現象が起こるのか、光線の反射だとかなんだとか、詳しいことはわからナーイ。そしてだいたい、鏡餅は何ゆえその名を「かがみ」というのだ。鏡が丸いから?丸いんだったら、太陽だって、満月だって、洗面器だって、なんでもあるではないか。古来の尊いものが鏡だったから?神へのお供えってことで?
そんなクエスチョンは、夜の帳とともに深まるばかりでした。
- 2011/02/16(水) 00:35:17|
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振出(ふりだし)茶事において、こんぺい糖などの小粒のお菓子を入れる小壷のこと。通常菓子器に添えて出されることもあり、趣向として野外の雰囲気を表すのに適し、花見の趣向による取り合わせに一役買う。
振出(ふりだし)すごろく、就職歴などの出発点。
振出(ふりだし)為替、手形、小切手を発行すること。
振出(ふりだし)浸剤(しんざい)の和語的表現。細かく切った薬物に熱湯をかけて(熱い湯に浸し)薬用成分を浸出した薬剤のこと。

お正月、雪の京都。
大原の
宝泉院 でお茶をいただきました。

お久しぶりでございます。
転々としておりましたが、此処へ戻ってまいりました。
あれやこれやと、ばたばた、じたばた、ぼやぼや、ぐずぐず。
結局、出発点、ふりだしに戻ってまいりました。
細々ですが、更新していきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
- 2011/02/13(日) 22:43:24|
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