今日は新しい仲間の面接に入りました。当たり前ことですが多くの場合
仕事仲間とは自分の家族よりも長い時間を一緒に過ごすようになります。
ほぼ家族、みたいなものです。
今年の1番山笠は東流、「千手乃光照丈夫」(せんじゅのひかりはもののふをてらす)
能「田村」の一場面を再現。征夷大将軍 坂上田村麻呂が鬼神征伐に向かっています。
日本の風習の手締め。物事が無事終ったことを祝い掛け声と共に合わせ打つ手拍子。
各地に一本締めや三本締めなどがありますが、博多バージョンは「博多手一本」。
山笠では、重要事項について双方が了承したときなどに頻繁に用いられます。
また、当番町が舁き手を迎えるときに、礼を尽くす意をこめて行なわれます。
イヨー
シャンシャン
まひとつしょ(もうひとつ)
シャンシャン
よーと三度(祝うて三度)
シャンシャンシャン
「博多手一本」は、一般の会合や行事などの締めにも用いられます。
その声、2・2・3の手打ちのリズムは博多ならでは。魅力的です。
勢い水、水しぶきの正体は消火栓でした。
川端商店街の靴屋さんに並ぶ、地下足袋、わらじ履。博多の夏の風物詩。
櫛田神社の社務所前。左手には巫女さんと水法被姿、右手には長法被姿。
山が動くと、未来の担ぎ手である子供たちも
おいさ、おいさと元気に町を走り抜けます。
この日は蒸し暑く、子供たちはややバテ気味。
「こどもたち、がんばれ~!」
「走らんか~!」
大人たちが発破かけてました。
親子そろっての水法被・締め込み姿は美しい。
伝統が代々受け継がれてゆきます。
櫛田神社内で野点が行われていました。山を舁く前にお茶を頂く。身も精神も静かに統一されてゆく。
櫛田神社のまわりには、びっしりと献燈(スポンサー)が並んでいます。
「角の饂飩屋(うどんや)」が博多のなまりによって変じた「かろのうろん」
創業明治15年、「博多」ならではの味です。かえるのキャラクターが可愛い。
お櫛田さん参りに賑わう大勢の人々をよそに、ひっそりと水分補給されていた紳士。
勢い水(いきおいみず)
舁き山が走り出すと、盛んに水がかけられます。
各コースに水桶(現在はポリバケツ)が置かれており
加熱した舁き山、舁き手、道路との摩擦、
そして街の熱気までもが冷やされ、清められます。
観光客もいっしょに清められることもしばしば。
(きゃあきゃあ言って逃げるのもたのしい)
清い水(きよいみず) ともいいます。
自動車でいうと、冷却水の役目でもあります。
博多祗園山笠のクライマックス7月15日の「追い山」前に
その予行である 「追い山ならし」 が12日にありました。
本番より1km短い約4kmコースを水法被・締め込み姿の男衆が駆け抜けます。
既に梅雨明け後のような夏空、太陽も蒸し暑さも祭を盛り上げてました。
朝からM6と一緒に博多部を駆け巡りました。
山から山へ、男衆のおいさ、おいさ、の声を頼りに。
写真は、午後3:59から始まる「追い山ならし」前のひととき。
男衆は真剣は眼差しでお櫛田さん参りをしていました。
この時期のお櫛田さんの空気はゾクゾク、トリハダの連続です。
Author:akiyasu_sukiyasu
福岡在住です。改めてよろしくお願いいたします。